
前谷開「家族写真」
Maetani Kai “Family Portrait”
2026年7月28日(火) – 8月2日(日)
平日 14:00-20:00、土日 13:00-20:00
会場: 水性
住所: 東京都中野区新井1-14-14 1F 薬師あいロード内
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「家族写真」は2016年から2024年にかけて上演された舞台作品であり、そのなかで作られた同タイトルの写真作品です。倉田翠(演出家)と前谷開(写真家)の共同制作企画としてスタートした舞台作品の制作の中で、前谷は舞台美術としての写真を制作するのではなく、出演者として作品に参加することになります。前谷は、中判フィルムカメラによるセルフポートレイトという独特な撮影方法を用いて、上演の中で写真を撮影してきました。上演という、一回性の出来事が何度も繰り返される特殊な状況の中で撮影されてきた写真は、舞台と同時に作られたもう一つの作品となりました。
この度、oar pressより同作による写真集「家族写真」を刊行する運びとなり、刊行に先立ち水性にて展覧会を行います。これまでの公演や、写真集の制作過程でプリントした写真を展示し、作品についての思考を深めつつ、本作において蓄積されてきた実践について共有できる機会にできればと思います。
前谷開 MAETANI Kai
1988年愛媛県生まれ、神奈川県在住。自身の行為を変換し、確認するための方法として、主に写真を用いた作品制作を行う。制作活動の出発点であるセルフポートレイトを発展させながら、自身の視点と、それを風景として見つめるもうひとつの視点を行き来し、“自らの立ち位置”について思索するための装置としてカメラを扱う。共同スタジオ「山中suplex」、アーティストグループ「木曽路」、「ARCHIVES PAY」に所属し、共同制作や記録撮影などを行う。
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会期中イベント
7月28日(火)18:00〜19:30 花形槙(アーティスト)
7月30日(木)18:00〜19:30 平倉圭(芸術理論家)
8月2日(日)17:00~18:30 倉田翠(演出家/ダンサー/akakilike主宰)
事前予約優先・参加費500円(※書籍予約で無料)
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花形槙 HANAGATA Shin
1995年東京生まれ。パフォーマンス、メディアアート、現代美術の領域で活動。テクノロジカルに加速する資本主義社会において「私」や「人間」であることが揺らぐリアリティのもと、通信システム、ウェアラブルデバイス、義肢装具といった身体と世界とを関係づけるテクノロジーに着目し、〈人間性の捻転〉を試みる。主な発表に、舞台芸術祭「秋の隕石2025東京」(東京芸術劇場、2025)、「MOTアニュアル2023」(東京都現代美術館、2023)、「Taipei Arts Festival」(Taipei Performing Arts Center、2023)など。セゾン・フェローⅠ(2026–)。
Photo by Takuto Ohta
平倉圭 HIRAKURA Kei
1977年生。美学・芸術学。横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院教授。主な著書=『かたちは思考する──芸術制作の分析』(東京大学出版会、2019)、『ゴダール的方法』(インスクリプト、2010、第2回表象文化論学会賞)。主な共著書=In-Between: What Future Awaits with Generative AI?, Lars Müller Publishers, 2025ほか。最近は、フィールドワークをベースに人間以外の生物における表現性を研究中。
倉田翠 KURATA Midori
1987年三重県生まれ。京都を拠点に、演出家・振付家・ダンサーとして活動。作品ごとに自身や他者と向かい合い、そこに生じる事象を舞台構造を使ってフィクションとして立ち上がらせることで「ダンス」の可能性を探求している。2016年より、倉田翠とテクニカルスタッフのみの団体、akakilike(アカキライク)の主宰を務め、アクターとスタッフが対等な立ち位置で作品に関わる事を目指し活動している。令和5年度京都市芸術新人賞。第18回日本ダンスフォーラム賞。2024年4月より、まつもと市民芸術館 芸術監督(舞踊部門)。
Photo by Bea Borgers
