井上瑞貴、賀来庭辰、日原聖子
土にかへれ
2026年6月10日(水)- 7月1日(水)
東京都美術館ギャラリーC
自身の故郷や他者にとっての故郷、それらは分けて考えられないものである。そして、「土」はそれらを地続きにする。
賀来庭辰、井上瑞貴、日原聖子は、各々の出自の先にあるものや社会の複合性を見つめることから生じる問いのそばで、それぞれの関連する地域へ赴きながら、その地をめぐるリサーチ及び制作を行ってきた。故郷を離れることに比重を置きながら、その過程は土地や人との距離、関わり方について思考すること、他者(そして自己)を理解しようとすることへとしばしば接続されている。

賀来 庭辰 Kaku Naotatsu https://naotatsukaku.com/
東京都生まれ。2016年映画美学校フィクションコース修了。
東京を拠点に、写真と映像を用いて自身のルーツや家族、そして移動や滞在の中で出会う風景を記録している。写真や映像に記録されたないまぜの風景が、言葉のない感情や記憶を立ち上げ、連れ立っていくあり方に関心を持ち、制作を続けている。
これまでの作品に、友人の子供が生まれてくるまでの夜の風景を記録した《夜》や、冬のあいだに湖が凍り、やがて解けるまでを記録した映像作品《THE LAKE》などがある。
主な個展に「なんと遠くへ来たことか」流浪堂(2025、東京)、「いまは どこにも 住んでいないの」高円寺グッドマン(2024、東京)、「写真新世紀 “夜”」東京都写真美術館(2022)、「南から」流浪堂(2021、東京)、「Choreography by Choreography」Kyotographie KG+ Award 2018 2018、京都)、「家族の話、私の話」新宿眼科画廊(2017、東京)など。
主なグループ展に「多次元家族」Goozen(2024、神奈川)、「ロボットの33」Goozen(2024、神奈川)、「写真新世紀 30年の軌跡展」せんだいメディアテーク(2023、宮城)、「目録」流浪堂(2022、東京)、「写真新世紀展 2021」東京都写真美術館(2021)など。
主な受賞歴に「第44回 キヤノン 写真新世紀」 グランプリ(2021)、「群馬青年ビエンナーレ 2019」入選、「Kyotographie KG+ Award 2018」ファイナリスト、「第40回 キヤノン 写真新世紀」佳作入選(2017)など。
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井上 瑞貴 Inoue Mizuki https://mizukiinoue.com/
熊本県生まれ。 2019年多摩美術大学大学院美術研究科修士前期課程修了。
他者との会話を元に、拠点の東京から三陸沿岸部と熊本・長崎に足を運び、他者個人の視点や態度を、絵と映像を用いて可視化する。ある地点とある地点の間で起こる事、個人がそうせざるを得なかった立場性や背景を思考しながら制作を続ける。
主な個展に「Crown shyness」jia jia house(2024、東京)、TOKAS-Emerging2023「あなの中のかいじゅう」TOKAS 本郷(2023、東京)など。
主なグループ展に「Fragments of unvoiced voices」鮫島ゆい+井上瑞貴、KATSUYA SUSUKI GALLERY(2022、東京)、「gallery TOWED 4周年記念展 」gallery TOWED(2022、東京)、「HOLBEIN ART FAIR 2021」SHIBUYA SCRAMBLE SQUARE(2021、東京)、「ホルベイン・スカラシップ成果展」佐藤美術館
(2020、東京)、「Creativity Continues 2019-2020 第 6 弾」RISE GALLERY(2020、東京)、「転回する与太話」アキバタマビ21(2019、東京)、「東京五美術大学連合卒業・終了展」国立新美術館、アートテイクギャラリー(2019、東京)、「シラパコーン大学ワークショップ2018」グループワーク、シラパコーン大学(2018、タイ、ナコンパトム)など。
主な受賞歴に「KAIKA TOKYO AWARD」入選(2020)、多摩美術大学卒業制作優秀賞(2017)、「TURNER AWARD2017」入選、「TURNER AWARD2015」入選、「トーキョーワンダーウォール2015」入選、「ワンダーシード」入選(2015)など。
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日原 聖子 Hihara Seiko https://seikohihara.com/
神奈川県生まれ。2018年プラハ美術アカデミー修了。2025年東京藝術大学大学院博士後期課程修了。
令和3年度ポーラ美術振興財団在外研修員としてチェコ共和国にて研修。
東京とチェコを拠点に活動。歴史学的・民俗学的な視点や他者との共同リサーチを起点に、歴史や社会の狭間に落ちていったものについて思考している。糸や布、ドローイングを用い、人からものを借りるなどしながら、それらの連続が他者の存在を織り交ぜ作品となる。
主な個展に「Tři šuplíky (Three Drawers)」プラハ市立図書館 Artotéka(2024、プラハ)、「Circle in red」駒込倉庫(2021、東京)など。主なグループ展に「SPIN 記憶の再生」岡山県立美術館(2024、岡山)、「地下の」TALION GALLERY(2024、東京)、「Herstorie」プラハ美術アカデミー 大学図書館(2022)、「Knit and Purl: From Oneself, around the Void and through it」Ústí nad Labem House of Arts(2022、ウースチー・ナド・ラベム、チェコ)、「いつかは世の中の傘」 TALION GALLERY(2022、東京)など。
主な受賞歴に第13回 岡山県新進美術家育成「I氏賞」 奨励賞(2020)、ヨゼフ・フラーフカ賞(2018)、第4回 CAF賞 入選(2017)など。
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ワークショップ「うまく話せないと思いながら話してみる」
日時:2026年6月14日(日)13:00-16:00
定員:15名
会場:東京都美術館 スタジオ
展示を見て思ったことを、参加者同士、時間をかけて聞き合って話すワークショップを行います。
*ワークショップのはじめに観賞する時間を30分程度設ける予定です。
司会進行の使用言語:日本語(音声)
*英語やUDトークの使用は対応が可能です。そのほかご参加にあたり必要なサポートがある場合はご相談ください。
申込方法:フォームよりお申し込みください。 https://tally.so/r/EkWYzB
参加費:1人 500円
問合せ先:tutinikaere@proton.me
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「土にかへれ」展示作家による過去作上映会
日時:2026年6月21日(日)
① 上映 11:00- (開場 10:45-)
② 上映14:00- (開場 13:45-)
トーク 16:00-16:30
会場:東京都美術館 講堂
展示作家3名による映像作品の上映会を行います。
事前申込不要
参加費:無料
問合せ先:tutinikaere@proton.me
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作家:井上瑞貴、賀来庭辰、日原聖子
展示タイトル:土にかへれ
会期:2026年6月10日(水)- 7月1日(水)(休室日:6月15日(月))
開室時間:9:30-17:30、金曜日は20:00まで(入室は閉室の30分前まで)
会場:東京都現代美術館ギャラリーC
住所:東京都台東区上野公園8-36
観覧料:無料
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主催:東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、土にかへれ実行委員会
助成:公益財団法人朝日新聞文化財団
機材協力:キャノン株式会社
マネジメント協力:見目はる香(oar press)
ワークショップ協力:遠藤純一郎
メインビジュアル制作:古本実加
掲載や広報画像のお問合せ、ご不明な点などございましたらご連絡ください。
tutinikaere@proton.me
