遠藤麻衣 / Mai Endo
“Scraps of Defending Reanimated Marilyn”
JPY 2,860 (tax incl. )
ご購入はこちらから
*Please contact us for overseas shipping.
*English follows Japanese.
2023年4月14日発行 / 英語版 2024年3月30日発行
B5判 / 日英バイリンガル / 154頁 / 発行人:紙魚プロジェクト
デザイン:畑ユリエ
俳優・美術家の遠藤麻衣の架空の裁判作品《現代に転生したマリリンを僕は弁護りたい》(2021-2023)を中心に、公立美術館での生身の身体を用いたパフォーマンスへの表現規制についてのテキストを収録するアーティストブック。
作品の本体は訴訟文書であり、遠藤の実体験から派生しながら、もしそのような場で生身の身体の表現に規制が入り、それを作家が訴えたときにどのような法的整理がなされるかについて、法律専門家の監修の下、現実に機能する書面として制作された。
本書はこの事件を中心に、キュレーターやアーティスト、弁護士からの寄稿や聞き取りを収録し、現実と虚構の入り混じるイマジナリーなスクラップブックとして構成されている。
–
収録内容:
-遠藤麻衣《現代に転生したマリリンを僕は弁護りたい》(2021-2023)
-成相肇「言語的ダイエット」
-中村史子「8歳下の学芸員が裸体表現に挑みたいと相談してきたとせよ」
-丸山美佳「展示される身体」
-谷口太規「不可視なものの輪郭、法そして身体」
-日原聖子「遠藤麻衣の訴えに寄せて」
-小勝禮子×蔵屋美香×根来美和鼎談「ヌード表現の歴史と、あくまで特殊な場所としての美術館 」
-根来美和「鼎談後記:美術館の公共性と性規範をめぐって」
-岡田裕子×小林勇輝×内海潤也鼎談「パフォーマンスアートのこれから」
-西村由美子「イトー・ターリさんの思い出から 」
-Editor’s note
–
関連展示情報
紙魚プロジェクト 「月を読む:遠近のアーカイブ | TSUKIYOMI: Archives from Near and Far」
2023年4月14日(金)- 4月23日(日)
会場: PARA神保町2F
住所: 東京都千代田区神田神保町2-20-12 第二冨士ビル 2階
–
『Scraps of Defending Reanimated Marilyn』書籍刊行記念トークイベント
2023年4月14日(金)19:30-21:30
参加料:無料(※入場料あるいは会期中フリーパスが必要です)
ゲスト:根来美和、内海潤也、小林勇輝、岡田裕子
モデレーション:遠藤麻衣
–
紙魚プロジェクト| Shimi Project
身体や表現の規制や忘却、またそのアーカイブについての長期的調査と、法学的視座や国際的で多角的な研究プロジェクトとして、アーティストの遠藤麻衣、キュレーターの丸山美佳、出版レーベルを主宰する見目はる香によって、2021年から活動を開始。
(書影撮影:畑ユリエ)
–
The artist book “Scraps of Defending Reanimated Marilyn” contains Mai Endo’s fictional lawsuit work “Defending Reanimated Marilyn” (2021-2023) and writings and discussions on regulation of nude performances in Japanese public museums.
–
“Scraps of Defending Reanimated Marilyn”
First edition: 14/04/2023
English version: 30/03/2024
25.7×18.2cm, English and Japanes, 154pages
Book Design: Yurie Hata
Contents
– Mai Endo “Defending Reanimated Marilyn” (2021-2023)
– Hajime Nariai “Linguistic Dieting”
– Fumiko Nakamura “Given that a curator eight years younger consults you about presenting works involving nakedness”
– Mika Maruyama “The Displayed Body”
– Motoki Taniguchi “Contours of the Invisible, the Law and the Body”
– Seiko Hihara “In Response to Mai Endo’s Attempts”
– Reiko Kokatsu x Mika Kuraya x Miwa Negoro: Histories of the Nude in Art and the Museum as a Peculiar Place
– Hiroko Okada x Yuki Kobayashi x Junya Utsumi: The Future of Performance Art
– Interview with Yumiko Nishimura Remembering Tari Ito
– Editor’s note